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1.新潟市の文化

 新潟は古くから北前船の寄港地として、また、開港5港の一つとして世界に開かれ、人と物が行き交う交流拠点としての役割を担い、「みなとまち」の歴史と文化を育んできました。

 また、日本一の大河信濃川とそれに次ぐ水量を有する阿賀野川、この二つの大河による「水と土」を活かした日本一おいしいコシヒカリに代表される豊かな食材を有し、コメを中心とした特徴的な食文化を発展させてきました。

 昭和39年一巡目国体直後の新潟地震では、新潟市内も大変な被害に遭いましたが、地震からの復興を祈願し「スポーツと音楽都市」宣言を掲げ、スポーツの振興と音楽をはじめとする文化振興を推進。市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)や音楽文化会館などの文化施設も充実しています。

 一方、新潟市は有名なマンガ家・アニメクリエーターを多数輩出しており、マンガ・アニメを活かしたまちづくりにも積極的に取り組んでいます。

① 音楽・舞台芸術・踊り

 白山エリアには、市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)、音楽文化会館、県民会館が隣接しており、音楽・舞台芸術などの文化イベントが盛んに開かれています。本市には、国内では唯一の公共劇場専属舞踊団でりゅーとぴあ専属ダンスカンパニー「Noism」がりゅーとぴあを拠点に活動しており、踊り文化を新潟から世界に向けて発信しています。

 新潟市内の高校生の創作ダンスはハイレベルです。国内大会での入賞は常連、海外大会でも受賞の実績があります。

 新潟ではかつて市民が四日四晩踊り明かす「下駄踊り」が行われていました。300年ほど前のその風景画を見た若者たちが、これを現代風にアレンジし「にいがた下駄総踊り」として復活させ、今では20万人以上を動員する「にいがた総おどり」というイベントを作り上げました。

 また、京都祇園、東京新橋と並び称されてきた新潟古町芸妓は、みなとまち新潟の文化を残しており、唄や踊りでもてなします。

② マンガ・アニメ

 新潟市は、水島新司氏や高橋留美子氏をはじめ、著名なマンガ家・アニメクリエーターを多数輩出しています。

 また、30年以上の歴史を持つ同人誌即売会「ガタケット」などアマチュアの創作活動も盛んです。市としても「にいがたマンガ大賞」などマンガ文化を応援する取り組みを行っています。2012年には「マンガ・アニメを活用したまちづくり構想」を策定し、「マンガ・アニメのまち」としての魅力を高め、全国にアピールするとともに、マンガ・アニメ関連産業の持続的発展を支援し、市の活性化を図っています。

③ 食文化

 新潟の人々は、プレミアムライス "コシヒカリ"を近海で獲れる新鮮な魚介類を使った寿司や四季折々の豊富な地元食材を使った郷土料理などで味わい、楽しんでいます。中でも寿司組合と漁業組合らが協同開発した多彩な魚醤油は、新潟の寿司店のみで体験できる味わいです。また、新潟を訪れる人々は、古くから港町の歴史とともに発展してきた料亭料理や華やかな芸妓の舞を季節に応じた豊かな食事空間で堪能しています。こうした新潟の食を楽しむ際には日本酒が欠かせません。新潟で作られる60%以上がとく艇名称酒といわれる高品質なものであり、新潟の一人あたりの日本酒の消費量、特定名称酒の出荷量は国内第1位です。

 このような食の環境の中、「にいがた酒の陣・食の陣」などのイベントや食と花の世界フォーラムの開催、食を学ぶ拠点施設「食育・花育センター」の設置など、米を中心としたガストロノミー(文化と食の関係性・美食学)をさらに磨き育む様々な取組を展開しています。そしてこれらの新潟市が誇る食文化を創造的に発展させるため、ユネスコ創造都市ネットワークの認定に向けた取組を行っています。認定後はネットワークを通じ、同分野の都市はもとより、他分野の都市とも連携し、新潟市の知見を伝えるとともに、各都市の先進的な取組を学ぶため更なる交流を行い、創造都市づくりを推進します。



2.新潟市の主な文化イベント

① がたふぇす(にいがたアニメ・マンガフェスティバル)

 「がたふぇす(にいがたアニメ・マンガフェスティバル)」とは、新潟市が2日間マンガ・アニメ一色に染まる祭典です。2010年度に、「にいがたマンガ大賞フェスティバル」「コスプレガタケット」「新潟国際アニメ・マンガフェスティバル(JAMフェス)」の新潟三大アニメ・マンガイベントを同時に開催する形で始まり、第3回から愛称を「がたふぇす」と定めています。新潟市内の万代・古町・白山・西大畑エリアを会場に、人気声優やアニソンシンガーのステージや原画展、痛車展示、コスプレパレードなど様々なイベントを開催し、「マンガ・アニメのまち にいがた」を発信しています。

② にいがた総おどり

 JAZZやHip Hop、フラダンスなど多彩なジャンルの踊りが集う毎年9月に開催される、日本海側最大の規模を誇る踊りの祭典です。200団体、1万人以上の踊り子たちが新潟県内はもとより、全国、そして海外からも集結し、その場にいる全員が踊り子と化すことができる「新潟総おどり」や、300年前の港町・にいがたの踊りを再現した「新潟下駄総踊り」は、ここ新潟でしか見ることのできない迫力の光景です。14年前、「次の世代へ感動の未来を作ろう!」と数人の若者たちの手で立ち上げられた祭りは、現在20万人以上の観客動員を数え、新潟の秋の風物詩として定着するまでに成長しています。

③ 新潟淡麗 にいがた酒の陣

 ドイツのミュンヘンで1810年から開催されている伝統的なビールの祭典「オクトーバーフェスト」をモデルに、2004年に「新潟淡麗 酒の陣」が新潟県酒造組合50周年を記念して開催されました。コンセプトは「その土地を大切にし、県外及び国外からから来た人たちとともに、地元の食と地酒を楽しむこと」とし、その回を重ねるごとに来場者数が増え、会場では県内約90の酒蔵の地酒500種以上を新潟の多彩な料理とともに味わって頂けます。さらに多彩なステージイベントをはじめ、日本酒セミナーなど "新潟流" の個性あふれる祭典になっています。

④ にいがた食の陣

 新潟の豊富な食材を全国に広めるべく旗揚げされた食の一大イベントです。「にいがたのおいしいものをもっとよく知ってもらいたい・・・」として始まったこの「食の陣」、開催地である新潟市では、ホテルや料亭、飲食店などがそれぞれの工夫を凝らし、新潟の食材を活かした特別プランやメニューが期間限定で提供されます。イベントは1年間を通じて随時開催されますが、メインの大イベントは、新潟の最も食の魅力が増す冬の季節。12月~3月の4ヶ月間は市内にある飲食店に、「食の陣」参加を表す赤いのぼりが賑わいを見せてくれます。



3.新潟市が輩出した文化関連著名人

高橋留美子

 新潟市出身の女性マンガ家で、デビュー以来、多くのメジャー作品を世に送り出しています。代表作は「うる星やつら」、「めぞん一刻」、「らんま1/2」、「犬夜叉」「境界のRINNE」など。少年マンガの分野における女性マンガ家の草分け的存在で、代表作はいずれもTVアニメ化され大ヒットを記録、1995年には単行本の累計発行部数が1億冊を突破するなど日本を代表する女性マンガ家の一人です。「犬夜叉」のイラストがラッピングされた観光循環バスが市内の観光地を毎日走っています。

坂口安吾

 新潟市出身の小説家、エッセイスト。(1906-1955年)本名は坂口炳吾(さかぐちへいご)。純文学のみならず、歴史小説、推理小説、文芸から時代風俗まで広範囲にわたり材を得るエッセイまで多彩な領域に渡って活躍しました。終戦直後に発表した「堕落論」、「白痴」などにより時代の寵児となり、無頼派と呼ばれる作家のひとりとして、その後多くの作家に影響を与えています。安吾の没後、友人尾崎士郎、檀一雄らが発起人となって、1957年新潟市寄居浜の護国神社境内に「ふるさとは語ることなし」の詩碑が建立された。また毎年2月17日には東京と新潟市秋葉区大安寺の墓所で安吾忌が催されている。

會津八一

 明治14年に新潟市に生まれ、早稲田大学名誉教授、東洋美術史学者であるとともに、書家、歌人としても活躍し、秋艸道人(しゅうそうどうじん)または渾斎(こんさい)という号で多くの書を書き、歌を詠むなど、多方面に大きな足跡を残しました。また、郷土の文化振興に力を尽くした功績により、昭和26年には新潟市の名誉市民となっています。



4.文化関連施設

① 新潟市民芸術文化会館 (りゅーとぴあ)

 1980年代半ばの構想から10年あまりの期間を経て、1998年10月に新潟市白山公園と周辺地区の整備と併せ、開館した新潟市の文化を象徴する会館です。約2000人規模の大ホール、約900人規模の中ホール、382人を収容する能楽堂など現在も多くの利用者、大規模音楽イベントの開催などで賑わいを見せています。開館以来、「りゅーとぴあ」と市民から親しみを持って呼ばれている愛称は、一般公募により決定されました。施設としては、コンサートや演劇などを楽しむ専用ホールやスタジオを有し、施設周辺には信濃川や堀を意識した庭園となっており、水の都「にいがた」を表現し、市民の憩いの場となっています。

② 新潟市音楽文化会館

 1977年11月に開館した「音文(おんぶん)」の名で市民に親しまれている会館。アマチュアを中心とした各種音楽・舞台芸術の練習会場として活用されることが多く、またプロの演奏会やコンサートも行われています。残響調整設備を備えた館内のホールは約500人の収容でき、様々なジャンルに対応する多目的利用を前提に設計されています。

③ 朱鷺メッセ

 朱鷺メッセは、信濃川河口に近い新潟港西港区の一角を子草愛交流・経済産業振興の拠点として整備する「万代島地区再開発事業」によって、コンベンションセンターとホテル・業務施設などが一体となった複合型コンベンション施設として2002年12月に完成しました。建造物全体は船をイメージして設計され、コンベンションセンターと万代島ビルとの中間部に設けられた吹き抜け構造のアトリウムとあわせ、「開かれた回廊」をイメージした開放的な空間を形成。施設機能としては、国際展示場、国際会議場と13の会議場、万代島ビルとをつなぐアトリウムによって構成されており、様々コンベンションや国際会議、イベント、スケートやバスケットボールなどの大規模スポーツイベントも開催されている、新潟を象徴する施設となっています。



5.その他注目のイベント

東アジア文化都市(関連イベントなど)

 「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づいて、文化芸術による発展を目指す都市として選定されます。その都市において多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベントの実施などにより、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、国際発信力の強化を図ることを目指します。また東アジア文化都市がその文化的特徴を活かして、文化芸術・クリエイティブ産業・観光の振興を推進することにより事業実施を契機に継続的に発展することも目的としています。新潟市は2015年の日本における東アジア文化都市として選定され,2015年に共に選定された中国・青島市、韓国・清州市と青少年交流やイベント交流など、さまざまな分野で交流を実施するとともに、閉幕イベントの開催のほか、新潟市の文化の特色をいかした国際的なイベントなどを多数開催し、相互関係や連帯感の深化を図るとともに、国内外に広く本市の文化を発信しました。 また、2016年以降も青少年の相互交流や各都市の文化イベントに両都市の芸能団を派遣しあうなど、文化を切り口にした交流を継続しています。

お問い合わせ

新潟市文化・スポーツコミッション

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